模型の作り方>船体の組み上げ方のコツ

いよいよ具体的な作業に入ります。

船体は一体成型タイプと左右貼り合わせ型があります。
貼りあわせ型は、必ず左右を接着してから船底板に接着しましょう。
もし、左右別々に船底板に接着しようとすると、
中心線からずれてしまい、接着できなくなってしまいます。

船底板との接着前に、平らな台の上に船体を置き、船体が反っていないか確認します。
多くの場合は、艦首や艦尾が反りあがっていたり、
船体がえびぞりになって中央部が浮き上がっています。

船体の反りは実感を損なうので、
ニッパーで船体に切れ込みを入れたり、船体をベースに固定するなどして修正しましょう。
船底板と船体との合いが悪かったり、船底板の長さが足りない場合には、
プラ板で作り直す方法もあります。長方形に切り出したプラ板に船体を接着し、
乾燥後に余分な部分を切り取りましょう。

一度に切り取ろうとすると剥離しやすいので、少しずつカットすると失敗しにくいです。
艦首や艦尾が反り上がっている場合など、船体とプラ板の間にスペーサーをかませることで補正します。
前述しましたが、船底板と船体との隙間は実物にはありません。パテで成型しましょう。

舷側の窓は、モールドが浅かったり、深さがまちまちだったりする場合があります。
貫通させる必要はありませんが、0.3mm程度のピンバイスで開口し直すと良いでしょう。